このままでは審美眼も・・・
その昔、20年以上前の事、タータンチェックに代表されるIVYファッションが流行っていた。ここでオヤジ達はカラーの組み合わせを学んだ。その後のDCブランド大ブーム、様々なシルエットを経験した。そしてイタリアブランドブーム、素材の違い、パターンの大切さを認識させられた。少しずつ、一歩ずつ、確実に階段を登る事が出来た時代。
IVYからの定番の一つ、紺ブレにサックスブルーのシャツ、そしてベージュのスラックス。この組み合わせは、フェラーリ総帥、ルカ・コルデーロ・ディ・モンテゼモロ氏の好みでもあるらしく、最近のF1でもよく見かけられる。そう、美しいものは、どんな時代も、いつまでも美しい。
最近の高校生の間ではワケのわからん汚いファッションが流行り、デフレの中を何が美しいのかわからないままに育つ。やがて日本人から、美しいものを見分ける眼“審美眼”が失われていくのかもしれない・・・