オートサロンを終えて。
新型エンジンを搭載したNew Z33。VQ35HRは、ついに313PSに進化した。しかしほんとにそれでいいのか?毎年進化するZを見て、嬉しく思う反面、Zがまた遠くへ行ってしまいそうな気がした。
現在の技術なら、ターボにチャージャー、400PSでも簡単に出せるだろう。でもそれは欲しい人がやればいい、欲しい人だけが買えばいい。しかし、ベースグレードだけは、出来れば“20代でも少し頑張れば買える範囲”であってほしい。7人乗りのミニバンが闊歩する中、2人しか乗れないと言うハンディを背負い、周囲から反対されながら買うのだから。
NEWスカイラインのVQ25HRは225PS。モアパワーを求める人には中途半端なエンジンに見えるかもしれないが、その価格は279万と他車に比べてもバリュー価格。私の運転技術なら、VQ25HRでも多分十分。
Z32に私同様今も多くのファンがいるように、誰しもZにはステータスを求めてはいない。いつかは“Z”に乗ってみたい、頑張ったら買える、そして一度乗ったら楽しくてやめられない。そんな車であってほしい。