もう少しちいさくてもいい。
Zを近くで見た第一印象、“でかいなぁ~”と思った。これが“名前”と“スタイル”はそのままに、MR-S程度の大きさであったなら、更なる感動を覚えたに違いない。モデルチェンジ毎に大きくなる車たち。安全の為というのは逃げ口上。日本には、他人を威圧する圧迫感こそがステータスシンボルであると言う、間違った考え方が浸透している。メルセデスを悪く言うつもりは無いが、マイバッハがその最たるものである事は間違いない。USをメインターゲットにするならば、ボブサップでも乗れるようにする必要はあるかもしれない。また、小さなスポーツカーは儲からないかもしれない。でもロードスターを見て欲しい。誰もが憧れ、世界的に大ヒットし、その影響でボクスターやZ4、SLKというスモールオープンというカテゴリーを作ったではないか。
1tならば2,000ccで十分なのに、1.5tもあれば3Lが必要になる。国道2号線の道幅や、会社までの通勤路は10年以上変わらないのに、車幅はすでに1.8mを超えてきた。そして、また近所の路地で、横柄で幅寄せする気もない(どうせ出来ないとは思うが)いつもの社長のS600。なぜかこちらがバックする姿が目に浮かぶ。いつになったら運転手を雇ってくれるのか。