Renault Laguna Concept Coupe
11日に開幕した第62回フランクフルトモーターショー。各社から派手なコンセプトモデルや、ワールドプレミアが数多く展示されているが、個人的には感動に値するデザインは皆無に近い。コンセプトカーは未来志向で、10年後の日本の町並みにも似合いそうに無い。
そんな中、注目すべきはこのラグナクーペ。現在の日産は事実上ルノー傘下。日産ファンとして、Zオーナーとしては、当然ルノーの動きが最も気になる。この車の出来不出来が、未来のZを左右するように思えてならない。
NOTEにTIDA、最近の日産にはルノーの匂いがプンプンする。センターでグリルを分割するルノーフェイスも、もうそろそろやめてほしい。旧態依然の日産マークが大きくなるだけで、デザイン上のメリットは無い。
ラグナクーペ、個人的にはルノーの好感度がアップ。フロントはNepta Conceptの流れを汲み、市販化に向けて実用的に。リアはアストンマーチン似のテールを採用し、個人的には好感が持てる。メーター周りのデザインにはほのかなZの匂い、サイドミラーはZ-Conceptを彷彿させる。
来年には登場するZ34、そのデザインには期待と不安が渦巻く。
そして叶うなら、フロントに誇らしげなZ専用エンブレムが輝く事を願う。