78th Geneva Motor Show
3月6日からのジュネーブモーターショー。
ランチアは一時代を築いた歴史的な名車、デルタを復活させるらしい。まぁこれも見た目からは全く想像出来ず、良くも悪くも現代版のランチア顔。ここまで潔く吹っ切られてしまうと、過去の名声だけを利用しようとしているような感じもあり、心底喜べるニュースにはなり得ませんが。ここ最近、車ネタよりデジものに走ってます。なぜならFIAT500以降、感動するような車が全く現れないから。
デトロイトではハイブリッドの大型トラックが注目され、ダッジ・ゼオはEV、フェラーリまでもがF430バイオフューエルでエタノールに対応し環境一色。国産勢ではミツビシのConcept-RA以外は収穫無し。シカゴも同じような展開みたいで、もはや興味無し。
で、ジュネーブはといえば、少し期待はするものの、これも似たようなもになりそうで、アストンマーチン等の超高級車はともかく、手が出せる範囲でのスポーツカーは皆無。サプライズがあればいいのですが・・・。
インフィニティが本格的に欧州ブランドバトルに参戦するそうで、おそらくGT-Rをそのラインアップに入れるのでしょう。しかしこれも高級路線での話。スポーツカーが好きな一般大衆には明るい未来は無いのでしょうか。
そんな中、追い討ちをかけるようなニュース。GMの売上高が前年比12%減、赤字がなんと4兆1500億円。サブプライムがらみの問題がまだまだ山積みの北米市場、それに円高。アメリカのリセッションを止められなかったら、そこだけに頼るZもまた・・・なんて事まで想像してしまいます。
この冬、L.A.オートショーでベールを脱ぐであろうZ34が、今一度世界で一番売れるスポーツカーになる事を願います。写真は2001年のZ-CONCEPT、このままの姿なら私はそれで十分です。
ジュネーブモーターショー
デトロイト2008パーフェクトガイド by ホビダス