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BMW Z4

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2008/09/11

株式会社トラストが民事再生法の適用を申請、負債65億円

あのトラストですよ!まさか・・・。

記憶に新しいのはSSRに大森メーター、でも個人的には今年最大のアーバンコーポレイション(負債額2,558億3,200万円)以上のかなりの衝撃を受けました。悲しいかな、これも時代の流れなのでしょうか・・・。

若者の車離れが叫ばれ、この夏は国産・輸入車共に販売台数が大幅ダウン。特に高級車とスポーツカーは大打撃のようです。

25年前、私のセリカXXには誇らしげにTRUSTのステッカーが貼ってありました。HKS、ニスモ、トラスト、車好きなら誰もが知るブランドです。タイヤの扁平率を始めとし、ある意味規制緩和で市場が大きくなったアフターパーツメーカーでしたが、時代は流れ、マフラーの騒音問題に始まり、環境問題、果てはチューニング自体が即ち悪と認識されてしまうようになり、そこへ若者の車離れに原油高が追い打ちをかけた結果こうなってしまったのでしょう。

自動車、スポーツカー、そしてチューニングパーツ、この業界を支えているのは当然私たち昭和生まれに他なりませんが、特にチューニングパーツに関しては、既に30代後半から50代だけのマーケットになっているように思います。定年を迎えてフルチューンする強者は極々少数、もみじマークでは動体視力に反射神経がついていきません。10年後には40〜50代だけになり、20年後は50代だけ、30年後は?・・・0になってしまうのでしょうか?。

数十年後?いやもしかして十数年後?原子力発電に頼って電気自動車が走り回る世の中。マフラーというもの自体も存在せず、当然ターボなんて無意味。求められるのは急速充電?

それはそれは環境に優しくすばらしい世界になるのでしょう・・・。

「千葉」(株)トラスト(資本金8000万円、山武郡芝山町大台3155-5、代表大川光一氏、従業員190人)は、9月10日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受けた。

 申請代理人は、新井哲男弁護士(東京都千代田区丸の内2-2-1、電話03-5224-5580)ほか2名。監督委員には小髙正嗣弁護士(東京都新宿区高田馬場1-33-13、電話03-3205-4668)が選任されている。

 当社は、1976年(昭和51年)10月創業、翌77年(昭和52年)4月に法人改組した自動車部品の製造販売業者。92年には「芝山第二工業団地」に総費用約11億円をかけて取得した工場へ本社を移転させるほか、仙台、横浜、名古屋、大阪、福岡に営業所を開設。

 スポーツカー向けに全国的な知名度とトップクラスのシェアを誇る自社ブランドのマフラーのほか、スプリング、ターボチャージャー、自動車用電子機器などの製造・販売を手がけるほか、94年には米国に現地法人を設立して海外への販路も広げていた。

 98年2月期には年売上高約87億円を計上していたが、その後は若者の車離れなどから商品販売が低迷し、2008年2月期の年売上高は約57億6500万円に低迷。資金繰りが厳しくなるなか、設備・運転資金向けの借入金(2008年2月期末で約47億5000万円)の返済が重荷となり、自力再建を断念、今回の措置となった。

 負債は約65億円。


帝国データバンク