Sparco、もう一つの価値観
さて、まじめにインプレッションである。6,500からの伸びはかなり良くなって、下りでのブレンボの効きも・・・と感じるほどかっこいい・・・
帰りに寄り道した山道では、サイド/ショルダーのサポートは完璧。新品本革特有の座面の滑りもあまり感じない。左右のレバーでシートを簡単に倒せるようになっているので不便も無し。前部が少し高めになったため、私的には今後の微調整(レール加工か)が必要。あえて点数を付けるとすれば、100点満点で99万点がいいところか・・・
私の場合、走行距離の80~90%は一人で運転している。mini、MR-Sと本革シートを乗り継いで、ようやく悟った、“助手席は常に新品状態”である事を。純正シートは、いろんな面で左右非対称に作られていて、左右の入れ替えが出来なかった。それなら後付けの方がいいではないか。ヤレて来たら左右を入れ替えるだけで自分はまたきれいなシートに座る事が出来る。
高価な本革シートを入れるのは、まれな客人の為ではない、あくまでドライバーである自分自身の為である。たとえ恋に溺れた男が、愛する人にせがまれて仕方なく買ったZであったとしても、助手席だけうん十万の本革レカロを入れるバカやろうはいまい。そう、いいシートはドライバーの為にある。この2脚のsparcoは、私の為にある、間違いない。
と、理由なんて後からいくらでもついて来る・・・