iPhone発売は7月11日
先日のソフトバンクの発表。年内という表現から秋頃を予想してましたが、さすがアップル、予想外の7月11日全世界一斉発売となりました。予想外はソフトバンクの得意技でもあります。しかも価格は8GBが$199、16GBが$299と大判振る舞い。この価格は独自路線を走り大きな付加価値を付け、世界共通で同じ端末を販売するという、従来の携帯販売の路線からは考えられない手法ゆえ。日本導入に関しても、利益優先の電電公社の子会社のサラリーマン社長には、ジョブスと同じ創業者としての孫氏を超える情熱が一切無かったのでしょう。若年層だけをターゲットにし、高機能だけを追い求める日本の携帯メーカーには、今後も絶対に真似出来ないと思います。
TV電話に数百万画素のデジカメ並みのカメラ機能、QRコードにお財布機能、そしてワンセグ。日本の携帯は約20年間小さな島国だけで独自に進化し続け、今や間違いなく世界一の高性能を誇ります。でも、どれだけの人がその全ての機能を使いこなしているかは疑問です。アナログ携帯から10円メールの時代を経て、i-modeのメール機能には衝撃を受けましたが、私の場合はそれ以降の機能は不要、今でもメールと通話しか使いません。それよりPCと同じようにメールが出来、インターネットが普通に出来る事の方がどれほどすばらしいかを知り、それだけを望んできました。
マダガスカル島の原猿類のように独自に進化した日本の携帯、そこへ突然変異として現れたiPhone。インターネットとの融合を踏まえ、どちらが今後より良い進化をして行くかは明白でしょう。携帯電話は成人式を迎えようとしているのに、iPhoneはまだ1歳ですよ。
今までは、Zで出かける時はiPod touchと携帯を並べて車載、7月11日からは1台でOKに、それだけでも十分です。メールを1分以内に返信しないと友人が無くなる人、財布を持たずに携帯だけで買い物を済ます人、そして爪の長い人、そんな人には不向きですが。
本日、16GBのホワイトとブラックを予約。7月11日が楽しみです。
WWDC 2008 基調講演
アップル iPhone